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フード&ドリンク

石川県のいろいろ珍味 12『のどぐろ浜焼』

ちょっと小話


県外に住んでいた頃のことですが、帰省後に友人と会う約束があれば「気軽に渡せるお土産」を買っていました。

北陸新幹線が開通してからは頻繁に帰省していたので、これが少々くせもので。喜んでもらいたいけれど相手の負担になってはいけないし、持ち帰るのに不便をかけてもいけない。

帰省のたびに悩む時間がどんどん長くなっていましたが、何度も相手に渡したときの反応を見たり感想を聞いていくうちに、自然と自分の中で「はずれないお土産リスト」ができていきました。

そのリストに殿堂入りを果たしたと言っていい商品が「のどぐろ浜焼」です。

ちょっとぜいたくな気分にしてくれるキャッチーな商品名と、老若男女を問わず好きな人が多い甘辛い味付け。開封してすぐに食べられる手軽さ。常温で持ち運べて、外出先で渡しても相手を困らせないパッケージの薄さと軽さ。お土産の最適解と言える理由がどんどん出てくる。

この商品のおかげで、帰省の終盤に悩む時間がどれほど短縮されたことか。お土産として渡して、喜ばれなかったことは一度もありません。

高級魚がお求めになりやすい甘辛おつまみに変身!


小ぶりながら肉厚で脂が乗ったノドグロを甘辛く味付けして、ふっくら焼き上げられる「のどぐろ浜焼」。この商品を長く知っている人は、見た目の違いに気づくかもしれませんね。

リニューアル前は小さなノドグロの開きだったのが、肉厚で脂の乗ったノドグロが厳選されるようになったため、一口で食べやすいよう半身のカットに。ノドグロのうまみを、より手軽においしく味わうためのうれしい改良です。

身はしっとり柔らかく、甘辛さがちょうどいい味加減。一口サイズに変更されたおかげで、片手でぱくぱく食べやすい大満足のおつまみになりました。

手を加えずとも味が完成している浜焼ですが、軽く炙って食べるのもおすすめ。熱すると、ジュワジュワと音を立てながら脂がしみ出て、甘く香ばしい香りが漂ってきます。香りが食欲をそそり、食べる前からお酒がぐいぐい進んでしまうことでしょう。

家で晩酌するときには、トースターや電子レンジで温めるだけでもいいので、一度ぜひとも試してみてほしい。簡単なひと手間で身がよりふっくらジューシーになって、晩酌の満足度がさらに上がるはずです。

常温保存ができる上に、パッケージは薄くて軽い。旅行の帰りに荷物が増えても頼もしい。お酒好き、甘辛い味付けが好みの人へも、打って付けの金沢土産です。

※時期によってノドグロのさばき方が変更になることがあります。その時期一番おいしく食べられる形への変更も、購入する際の楽しみにしましょう。

『のどぐろ浜焼』のパッケージ

『肴の匠 のどぐろの浜焼』
1袋1,620円(税込)内容量:80g

株式会社ホクチン
石川県金沢市湊4-56
https://www.hokuchin.com

金澤北珍 肴の匠 百番街店
石川県金沢市木ノ新保町1-1
金沢百番街 あんと内
TEL 076-260-3738

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西口 千華

西口 千華

ライター/編集者

石川県金沢市在住。能美市で生まれ、豊かな自然の中で幼少期を過ごす。カナダ、バンクーバーへ留学した後、東京に移住。留学中は日本食文化の多様さを思い知り、東京では石川県の食に高い関心を向けてくれる人が多くいることを実感。2022年秋のUターン移住を機に「まだ知らないだけで、知ったらきっと好きになる石川県の味覚」をより多くの人に届けるべく、周知活動に取り組む。

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