ちょっと小話
少々話の回り道になりますが、皆さんはお酒のお供としてよく使われる3つの単語
「おつまみ」「あて」「肴(さかな)」の違いをご存知ですか?
100%理解しているという方もいれば、全部一緒じゃないの? と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もまだまだお酒に慣れていない頃は、この違いが曖昧なまま何年も過ごしていました。
意味を知ると、なーーんだ!と声が出るくらい、実はとっても簡単な違いです。
「おつまみ」は手でつまんで食べるもの。
「あて」はもともと近畿地方の方言で、酒にあてがう料理(主に小鉢や小皿料理を指す)。
「肴」は「さか=さけ(酒)」「な(菜)=おかず」を意味する、お酒を飲むときに食べる料理全般。
つまり「肴」はお酒のお供と同じ意味合いで、その中に「おつまみ」や「あて」というジャンルがあるイメージですね。さて、違いがはっきりしたところで本題に入りましょう。
(知っていた方、お待たせしました)
本記事のタイトルになっている「干しほたるいか」。おつまみのおすすめランキングを作るなら、間違いなく上位にあげる商品です。食べる準備にほとんど手間がかからず、味はもちろんおいしくてお酒が進むし、さらには食べる過程が楽しい。
ホタルイカを干した商品自体はたくさんありますが、こだわりの魚醤に漬けて半干しになったものは、また格別の味わいがあるのです。
ワタの苦みがクセになる、大人のための絶品おつまみ
ホタルイカを魚醤に漬けて半干しにすることで柔らかく仕上がる「干しほたるいか」。漬ける魚醤はアジやサバを原材料に、通常1〜2年で作られるところ3年の時間をかけて自然熟成。雑味が少なく透明度の高い魚醤になり、これが「十字屋の干しほたるいか」の味を作り上げています。
マヨネーズを添えて一味をかけるだけでも、お酒が進む立派な一皿に早変わり。マヨネーズとの組み合わせは、ワタの苦みをマイルドにしながらコクも増すベストコンビネーション。
干しほたるいかの一番おすすめしたい食べ方は「炙る」こと。
ライターやろうそくの火でワタのあたりを炙ると、パチパチ、ジュワッと音を立てて身が反っていく。それが「食べてよし」の合図です。身はより柔らかく、ワタは苦みもまろやかに香ばくなって、次から次へと炙っては口に運んでしまう。手も汚れず、すぐに食べられるから、お酒のおつまみに最適です。
家族や友人と集まって食べるなら、網の上で一気に炙るのも良し。反り返ったものから、皆で取り合うのも楽しい時間になります。
干しほたるいかは、素干しだけでは出せない深いうまみが凝縮しているので、水で戻して料理に活用してもいい。炊き込みご飯や煮物など、戻し汁が良い仕事をするのです。
そのままでも柔らかくておいしい、炙ればさらに深まる味わい。生食とはひと味違う風味と食感が楽しめます。
炙って動き出したら、ものの数秒で
キューッと反っていく姿がかわいい!
『干しほたるいか』
1袋648円(税込)内容量:23g
味の十字屋 東山本店
石川県金沢市東山3-2-18